消防設備士とは?資格や仕事の内容から年収・就職・転職先までわかりやすく解説!

Fire Protection Equipment Technician

最近、転職を考えているんですが、消防設備士って実際どんな仕事なんですか?

いい質問ですね。
消防設備士は“人の命を守る”防災の専門家なんですよ。

あなたも「資格を取って安定した仕事に就きたい」と思ったことはありませんか?

そんなあなたにおすすめなのが、消防設備士です。

消防設備士は、火災から人命を守る専門職として長く活躍できるだけでなく、AI時代にもなくならない”手に職”の仕事です。

なぜなら、スプリンクラーや消火器の点検・整備などは、人の経験と判断が必要で、機械には代わりにくいからです。

この記事では、消防設備士の資格の種類・仕事内容・試験内容・就職先・年収までをわかりやすく解説します。

「甲種と乙種の違い」や「どんな職場で働けるのか」など、あなたのキャリア選びに役立つ情報が満載です。

AIに負けない技術と安定を手に入れたい人は、この記事を読むことでその”確かな道筋”が見えてくるはずです。

この記事でわかること
  • 消防設備士とはどんな資格か
  • 甲種・乙種の違いとそれぞれの役割
  • 資格取得に必要な勉強内容と合格率
  • 就職・転職先での働き方や年収の目安
  • 消防設備士がキャリアアップできる方法
The first step toward obtaining a qualification
スクロールできます
サービス名教材内容費用学習方法学習期間サポート
ユーキャン
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公式サイト
テキスト中心で図やイラストが多く、初心者にも分かりやすい
最近はスマホや動画も併用
講座によって異なるが、1〜7万円程度が多い
分割払い可
自宅で自分のペースで進める通信学習
テキスト+Webテスト+動画学習
資格によって異なるが標準は3〜12ヶ月
試験時期に合わせたカリキュラム
添削・質問受付・法改正情報の通知など。初めてでも安心の体制
アガルート
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合格で全額返金などの制度もあり
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ヒューマンアカデミー
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目次

消防設備士とは?資格の種類・仕事内容・取得方法をわかりやすく解説

消防設備士の役割と仕事内容

「消防設備士」とは、ビルや商業施設などの消防設備の点検・整備・工事を行う国家資格です。

消火器の交換から、スプリンクラーや自動火災報知設備の設計・施工まで、幅広い現場で活躍します。

つまり、私たちの生活を”防災の面”から支える仕事です。

消防設備士の役割と重要性

たとえば、あなたがビルの中で火災警報を聞いた瞬間。

その安全の裏側には、必ず消防設備士の手仕事があります。

設備1つでも故障すれば人命に関わるリスクがあり、高い専門知識と正確な点検が求められます。

消防設備士の主な仕事内容
  • 消火器・スプリンクラー・屋内消火栓の点検・整備
  • 自動火災報知設備の設置・交換・点検
  • 非常警報設備や誘導灯の保守管理
  • 消防設備の新規設置工事・改修工事
  • 防火対象物の定期点検報告業務

こうした業務は「消防設備士」の資格を持つ人しか行えません。

資格があるからこそできる”独占業務”であり、まさに”手に職”の象徴です。

資格の種類は甲種・乙種の2つ

消防設備士には、「甲種」と「乙種」の2種類があります。

種類業務範囲主な就職先難易度
乙種消防設備士点検・整備のみビル管理会社、点検専門会社など初心者向け
甲種消防設備士工事・整備・点検すべて可能消防設備工事会社、設備管理会社など中〜上級者向け

多くの人がまず「乙種」から挑戦し、経験を積んで「甲種」へステップアップします。

この2段階制度のおかげで、未経験でも始めやすく、着実にキャリアを積み上げられるのが特徴です。

試験概要と取得方法

試験は年に複数回行われます。

筆記試験と実技試験に分かれており、合格には両方の突破が必要です。

  • 筆記試験:消防法規・機械・電気・性能などの知識問題
  • 実技試験:実際の設備や器具に関する技能・鑑別試験

乙種は受験資格に制限なし。

つまり、誰でも受験可能です。

勉強方法は、独学でも可能ですが、合格率を上げたいなら通信講座や専門教材の利用が効果的です。

実際、弘文社オーム社などの専門教材では、過去問の傾向分析や実技対策で効率的に学べます。

「仕事をしながら勉強したい」「短期間で合格したい」人にとって、強い味方です。

消防設備士資格の将来性

高層ビルの増加、商業施設の大型化、防火意識の高まりなど、今後も消防設備士のニーズは高まり続けるでしょう。

総務省消防庁のデータでも、防火対象物は増加傾向で、有資格者の需要は安定。

この状況は、資格保有者にとって大きなチャンスです。

※総務省消防庁「消防白書」のデータの数字を使用

こんな人におすすめ
  • 安定した職を手にしたい人
  • 技術を磨いて長く働きたい人
  • 手に職をつけて転職・独立を目指したい人
  • 人命を守る仕事に興味がある人

消防設備士は「誰でも挑戦できて、一生役立つ」国家資格。
転職でも有利に働く”実践力の証”です。

甲種と乙種の違い

結論から言うと、工事ができるかどうか(業務範囲)と求められるスキルレベルが違う、それが甲種と乙種の大きな違いです。

乙種消防設備士とは?

最初に取るなら、まずはこの資格。

乙種は、消防設備の点検・整備ができる資格です。

たとえば、ビルの消火器の点検や、火災報知器の動作確認など、定期的な保守点検業務を担当します。

イメージとしては「ビル管理会社の点検スタッフ」や「メンテナンス業者」で活躍するレベル。

未経験からでも取得しやすく、受験資格に制限がないため、初めての国家資格として人気があります。

実際、受験者の多くが社会人で、その多くが「手に職をつけたい」「現場仕事に強くなりたい」という目的で受験しています。

甲種消防設備士とは?

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甲種は、消防設備の点検・整備に加えて、新規設置工事や改修工事ができる資格です。

乙種では行えない工事業務を扱えるようになるため、仕事の幅と責任が一気に広がります。

設計・監督・施工管理などを任されることも多く、技術者としてのステップアップに最適です。

甲種を持つ人は、現場責任者や防火管理者などへのキャリアパスも開かれ、収入・役職ともに上を目指せるのが大きな魅力です。

難易度と合格率の違い

資格名合格率試験内容難易度受験資格
乙種消防設備士約30〜40%筆記+実技初心者向け制限なし
甲種消防設備士約25〜35%筆記+実技中〜上級学歴または実務経験が必要

甲種は受験資格に学歴または実務経験が必要な点が最大のハードルです。

ただし、乙種を取ってから経験を積めばスムーズに受験できるため、乙種→甲種のステップアップルートが一般的です。

年収・キャリアの違い

資格平均年収主な職場将来性
乙種約350万円前後ビル管理・設備点検会社需要安定
甲種約450〜550万円前後消防設備工事会社・ゼネコン系管理職・独立可能

甲種を取得すれば、現場のリーダーや施工管理者として昇進できるチャンスも増えます。

さらに独立して個人事業を始める人も多く、安定収入を得やすいのも魅力です。

どちらを目指すべき?

乙種甲種
未経験から防災の仕事に挑戦したい
まずは手に職をつけて転職したい
すでに現場経験がある
工事業務や管理職を目指したい

まずは乙種で基礎を固め、将来的に甲種で収入と信頼を高める。
これが消防設備士としての王道ルートです。

ここで一歩踏み出したい方へ

資格取得に向けて最短ルートを歩みたいなら、専門教材の利用が圧倒的に効率的です。

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試験の概要と合格率

結論から言うと、正しい勉強法で挑めば、未経験からでも十分合格できます。

ただし、筆記と実技の両方で”広範な知識と正確な理解”が求められるため、独学よりも効率的な学習環境づくりが重要です。

試験の基本構成

消防設備士試験は、「筆記試験」と「実技試験」の2段階構成です。

甲種も乙種も共通してこの流れになります。

筆記試験(知識問題)

消防関係法令・機械・電気・構造・機能・性能などが出題されます。

内容は幅広いですが、過去問の傾向が非常に強いため、過去問題集を繰り返すことが合格の近道です。

実技試験

実際の設備や器具に関する鑑別・製図・整備方法を問う試験です。

正確な知識と実務に即した理解がカギとなります。

筆記試験と実技試験は同日に実施され、両方に合格する必要があります。

年に複数回チャンスがある

消防設備士試験は、都道府県ごとに年数回実施されています。

受験機会が多いため、社会人でもスケジュールを組みやすいのがメリットです。

受験料は、類によって異なりますが約5,000円〜6,000円ほど。

各都道府県の消防試験研究センターから簡単に申込ができます。

>>>申し込みはこちら(一般財団法人消防試験研究センターHP)

合格率と難易度

消防設備士の試験は、国家資格の中では中程度の難易度です。

資格名筆記試験合格率実技試験合格率総合合格率
乙種消防設備士約35%約40%約30〜40%
甲種消防設備士約30%約35%約25〜35%

※類によって変動あり

合格率は決して高くありませんが、しっかり準備すれば十分合格できる難易度です。

独学でも合格可能ですが、「仕事が忙しく時間が取れない」「勉強の進め方が分からない」という人は、専門教材の活用を受けると格段に効率が上がります。

勉強方法の選択肢

勉強方法特徴向いている人
独学費用が安く、自分のペースで進められる。過去問中心。学習習慣がある人、コツコツ型
専門教材・参考書類別対応の教材で効率的に理解。実技対策も充実。忙しい社会人、短期合格を目指す人
専門学校実習中心で手を動かしながら学ぶ。就職支援あり。若年層、学生

中でも人気が高いのは専門教材・参考書です。

実際に「3ヶ月で合格できた」という口コミも多く、忙しい社会人でもスキマ時間で効率的に学べる点が支持されています。

合格までの目安勉強時間

  • 乙種:約100〜150時間(1日1〜2時間で2〜3か月)
  • 甲種:約150〜250時間(3〜6か月)

仕事をしながらでも、1日1時間程度を確保すれば十分現実的なスケジュールです。
特に筆記対策は「過去問を繰り返し解く」ことで傾向をほぼカバーできます。

合格のコツ

  • 筆記は過去問中心で反復学習
    • 出題パターンは毎回似ているため、過去問の繰り返しが最も効率的。
  • 実技は”暗記と理解”の両立が必須
    • 設備の構造や機能を正確に理解し、鑑別問題に備える。
  • 模擬試験で本番慣れをする
    • 時間配分を体感することで、当日の焦りを防げます。

資格取得にかかる費用・勉強方法

消防設備士の資格、取るためにいくらかかるの?

実際にかかる費用は、勉強方法によって大きく変わります。

ここでは、独学・専門教材・専門学校それぞれの費用感と特徴をわかりやすく比較します。

学習方法の比較

勉強法総費用学習効率向いている人
独学約2〜4万円時間がかかるコツコツ学べる人
専門教材・参考書約3〜6万円効率が高い忙しい社会人
専門学校約50万円〜就職に強い学生・新卒層
独学で取得する場合

メリット

  • 費用が安く、自分のペースで学べる
  • テキストと過去問で手軽に始められる

デメリット

  • 計画管理が難しく、挫折しやすい
  • 実技試験の対策が独学では不十分になりがち

強い意志とコツコツ継続できる人に向いている学習スタイルです。

専門教材・参考書で学ぶ場合

メリット

  • 類別対応の教材で効率的に学べる
  • スキマ時間で効率的に学べる
  • 実技対策も充実している

デメリット

  • 独学より費用がかかる(約3〜6万円)
  • 自宅学習なのでモチベーション維持が課題

忙しい社会人でも“最短合格”を狙える、コスパ最強の学び方です。

専門学校で学ぶ場合

メリット

  • 実習中心で実践的に学べる
  • 就職サポートや資格対策が充実
  • 同じ目標を持つ仲間と学べる環境

デメリット

  • 費用が高い(年間50万円以上)
  • 社会人には通学が難しい

時間と資金に余裕がある学生向け。
就職まで一貫して学べる安心ルートです。

多くの社会人受験者が選ぶのは専門教材・参考書

「仕事終わりの30分」「休日の2時間」など、スキマ時間を活用できるのが強みです

資格取得に必要な費用の内訳

項目乙種甲種備考
受験料約3,800円約5,700円類によって異なる
教材・テキスト代約5,000〜15,000円約8,000〜20,000円独学の場合
専門教材費用約20,000〜40,000円約30,000〜60,000円教材により差
専門学校(通学)約50万〜80万円約70万〜100万円就職支援あり

消防設備士の資格を取るメリット

メリット
一生モノのスキルで「安定した仕事」が手に入る
一生モノのスキルで安定した仕事が手に入る

消防設備は、法律で設置と定期点検が義務付けられており、どんな時代でも必要不可欠なインフラです。

ビル・ホテル・病院・商業施設・学校、あらゆる建物で消防設備士の力が必要です。

つまり、景気やAI化に左右されにくい”手に職”なのです。

実際に総務省消防庁の調査でも、防火対象物は年々増加しており、有資格者の需要は安定しています。

有資格者はどの会社でも”即戦力”として歓迎されます。

メリット
転職・再就職に圧倒的に有利
転職・再就職に圧倒的に有利

資格があるだけで、求人の幅が一気に広がります。

  • ビル管理会社
  • 消防設備工事会社
  • 点検専門会社
  • 設備保守メンテナンス会社
  • 警備・防災関連企業

など、防災設備を扱うすべての業界で活躍の場があります。


さらに甲種を持っていれば管理職候補や高収入ポジションへの道も開けます。

メリット
独立・フリーランスとして働ける
can become independent

消防設備士の資格は、将来的に”自分の会社を持つ”ことも可能です。
実際、甲種資格を取得後に独立して年収700万円を超える人も少なくありません。

自分のペースで仕事を選べる自由、
信頼されるプロとしてお客様に直接喜ばれるやりがい――。

それは、サラリーマン時代には味わえなかった「働く楽しさ」そのものです。

メリット
キャリアアップ・年収アップが狙える
Opportunities for career advancement

資格を持たない点検スタッフの平均年収は約300万円前後ですが、
乙種取得者は平均350万円前後、
甲種を持てば450〜550万円以上が一般的です。

さらに、現場責任者や防火管理者、設備管理マネージャーなどへキャリアアップすれば、
年収600万円以上も現実的に狙えます。

資格は「転職の切符」であり「収入アップの階段」でもあるのです。

メリット
社会から必要とされる誇りを得られる
needed by society

消火器1つ、スプリンクラー1つが正常に動作するのは、あなたの手仕事のおかげ。

自分の仕事が”誰かの命を守っている”と実感できるのは、消防設備士ならではの喜びです。

独学で悩む時間を減らし、最短で「合格→転職→年収アップ」を叶えましょう。

消防設備士の就職・転職先とキャリアアップの道

就職・転職先とキャリアアップの道

「資格を取ったら、どんな仕事に就けるの?」「収入はどのくらい上がるの?」

この疑問に答えるために、ここでは消防設備士の就職・転職のリアルを詳しく見ていきましょう。

消防設備士は、資格を取った瞬間に”業界から求められる人材”になります。

転職市場での価値が非常に高く、未経験でも採用されやすいのが特徴です。

消防設備士の主な就職先

消防設備士の資格を取得すると、さまざまな業界・職種での就職や転職が可能になります。

「資格を取ったらどこで働けるのか?」を具体的にイメージできるように、代表的な就職先とその特徴を紹介します。

就職先の例
消防設備工事会社

最も多いのが、消防設備工事会社への就職です。

新築ビルや商業施設、病院、ホテルなどへの消防設備の設置工事・改修工事を担当します。

甲種消防設備士の資格があれば、設計から施工まで一貫して携われるため、未経験からでもスタートしやすい職場です。

また、複数の類の資格を持つほど、対応できる設備の幅が広がり、キャリアアップにつながります。

就職先の例
ビル管理会社・設備管理会社

ビル管理会社では、消防設備の定期点検・保守管理を担当します。

法律で義務付けられた点検業務を行うため、消防設備士の資格保有者が必須とされるケースが多い業界です。

オフィスビル、マンション、ショッピングモールなど、様々な建物を担当し、「人の命を守る仕事」として責任とやりがいを実感できます。

また、設備管理全般のスキルも身につくため、将来的に設備管理の総合職としてのキャリアも開けます。

就職先の例
消防設備点検専門会社

消防設備の点検・報告業務に特化した会社です。

様々な建物を回り、消火器・スプリンクラー・火災報知設備などの点検を行います。

この分野では、乙種でも十分に活躍でき、「体力的に長く働きたい」「定期的な業務で安定したい」という人にも人気があります。

複数の現場を経験できるため、短期間で幅広い知識と技術を身につけられます。

就職先の例
総合建設会社(ゼネコン)

大規模建築プロジェクトにおいて、消防設備の設計・施工・監督を担当します。

  • 高層ビル・商業施設の防災計画
  • 消防設備の設計図作成
  • 施工管理・安全管理

など、大規模プロジェクトに携わることができます。

甲種資格を持ち、施工管理の知識も身につければ、高年収の管理職へキャリアアップも可能です。

就職先の例
警備会社・防災関連企業

警備会社や防災コンサルティング企業では、防災計画の立案や防火管理にも携われます。

消防設備の知識を活かして、総合的な防災対策を提案する仕事です。

安定性が高く、福利厚生もしっかりしています。

ただし、甲種資格や防火管理者などの複数資格が求められることが多く、キャリアを積んだ中堅層に人気のフィールドです。

就職先の例
独立・個人事業主として開業

経験を積んだ後、独立して点検・工事業を始める人も少なくありません。

建物オーナーや管理会社から直接依頼を受け、消防設備の点検・工事を請け負うスタイルです。

頑張り次第で年収700万円以上も可能で、「自由な働き方をしたい」「自分の技術で稼ぎたい」という人には理想的な道です。

独立後も資格が信用につながるため、営業活動でも大きな強みになります。

平均年収とキャリア別の給与例

結論から言うと、消防設備士の平均年収は約400万円前後。

ただし、資格の種類・経験年数・働く業界・役職によって大きく差が出ます。

「安定した収入を得たい」「将来的に年収を上げたい」という方は、ここで紹介するキャリア別の給与イメージを参考にしてみてください。

■ 消防設備士の平均年収(全体)

厚生労働省の調査によると、消防設備士を含む”設備点検・保守作業員”の平均年収は約380〜420万円。

ボーナスを含めると、月収でおよそ28万〜32万円が相場です。

これは、日本の平均年収(約470万円)よりやや低めですが、資格手当や現場手当が付く企業も多く、実力次第で30代前半から500万円台に届くケースも珍しくありません。

■ キャリア別の年収イメージ

経験・資格年収の目安特徴・仕事内容
未経験・見習い約250〜320万円先輩のサポート作業中心
現場の流れを学ぶ期間
乙種消防設備士(取得直後)約330〜400万円一人で点検・整備業務を担当できる
甲種消防設備士(中堅〜ベテラン)約450〜550万円工事・設計も可能
現場責任者として活躍
施工管理技士・防火管理者約550〜700万円現場全体を管理
経験と資格で高収入
独立・個人事業主約600〜800万円以上実力次第
案件次第で年収800万円超も可能

このように、資格と経験を積むほどに収入が上がる”実力主義”の世界です。
学歴よりもスキルが重視されるため、努力が報われやすい職業ともいえます。

年収を上げる3つのポイント

  • 資格のランクアップを目指す
    • 乙種だけでなく甲種を取得すれば、扱える業務の範囲が広がり、現場責任者や管理職に昇進しやすくなります。
  • 複数の類を取得する
    • 1類から7類まで、複数の類の資格を持つことで対応できる設備が増え、業界内での市場価値が高まります。
  • 転職や独立で環境を変える
    • 資格を武器に、より条件の良い会社へ転職したり、独立して個人事業を始めるのも年収アップの近道です。

「資格で収入が上がる」は本当か?

たとえば、同じ会社で働いていても、有資格者には毎月資格手当(3,000〜20,000円)が支給されるケースが多く、
年単位で見ると数十万円の差になります。

さらに、甲種を取得すると現場責任者や防火管理者の資格要件を満たせるため、昇進・役職手当がプラスされ、年収が一気に上がります。

資格を取って3年で年収が80万円上がった。
そんな声が多いのも消防設備士の世界です。

消防設備士がキャリアアップできる職種

消防設備士の魅力は、資格を取って終わりではなく、その後のキャリアアップの道がいくつも用意されていることです。

現場で経験を積むほどに、リーダー職・技術職・管理職・専門職と、自分の強みを活かした”成長のステージ”が待っています。

現場リーダー・主任技術者(チームをまとめる立場)

現場で数年の経験を積むと、後輩の指導やチーム全体の作業指示を任されるようになります。

これが、いわゆる「主任技術者」「現場リーダー」というポジションです。

点検計画を立て、他業種(建築・電気・空調など)との連携を取りながら、業務をスムーズに進める重要な役割を担います。

現場で頼られる存在になると、給与面でも評価が上がり、手当や昇進のチャンスが一気に広がります。

この段階で、甲種消防設備士の取得を目指す人が多く、次のステップである施工管理や防火管理者への道が開かれます。

施工管理技士(工事全体を統括するマネージャー)

消防設備士としての技術を土台に、工事を”管理する側”に回るのが施工管理技士という仕事です。

主な業務内容
  • 工事計画の作成
  • 進捗・品質・安全・コストの管理
  • 発注者・設計者・協力会社との打ち合わせ
  • 図面・見積もりの作成

現場経験が豊富であればあるほど重宝される職種です。

資格としては「管工事施工管理技士」や「建築設備士」などがあり、取得すれば年収550〜700万円台も十分狙える高キャリア職となります。

防火管理者・防災センター要員(防災の責任者)

ビルや商業施設の防災計画を立て、火災予防を統括する防火管理者は、消防設備士のキャリアパスとして非常に人気があります。

消防設備士の知識を活かして、建物全体の防災体制を構築・維持する仕事です。

この資格を持つと、

  • 大型ビル・ホテル・病院での防火責任者
  • 防災センターでの監視・指揮業務
  • 防災コンサルタントとしての独立

など、安定かつ社会的意義の高いキャリアを築けます。

年収は500〜650万円クラスも珍しくありません。

④ 設備管理・ビルメンテナンス総合職

消防設備だけでなく、空調・電気・給排水など建物設備全般を管理する総合職へのステップアップも可能です。

消防設備士として培った保守・点検の知識は、ビル設備管理の基礎となるため、設備管理のスペシャリストとして活躍できます。

ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)などの上位資格を取得すれば、この分野でも“高い市場価値”を保ち続けるでしょう。

⑤ 独立・起業(フリーランス・個人事業主)

最終的なキャリアゴールとして人気なのが、独立・開業です。

「自分の技術でお客様を守りたい」「自由な働き方をしたい」そんな思いを持つ人が、資格と経験を武器に独立しています。

仕事の内容は、建物オーナーや管理会社から直接、消防設備の点検・工事を受注するスタイル。

顧客と直接つながれるため、努力がそのまま収入に反映されます。

経験10年で独立し、年収800万円を超えるケースも珍しくありません。

消防設備士のスキルが活かせる他業界

消防設備士のスキルは、「消防設備」だけにとどまりません。

防災・安全管理・設備保守などの技術は、さまざまな業界で応用できる万能スキルです。

特に近年は、防災意識の高まりやBCP(事業継続計画)の重要性により、防災知識を持つ人材の価値が急上昇しています。

消防設備士が活躍できる主な業界と、各分野の今後の成長予測を合わせて紹介します。

① ビル管理・設備保全業界

高層ビル・商業施設の増加により、建物設備の総合管理の需要が急増中。

国土交通省の予測では、ビルメンテナンス市場は2030年までに安定成長

防災設備の知識は、ビル管理の基礎となるため重宝されます。

具体的な仕事例
  • ビル・マンションの総合設備管理
  • 空調・電気・給排水設備の保守点検
  • 防災設備を含む定期報告業務
  • エネルギー管理・省エネ対策

「防災×設備管理」スキルを持つ人材は、ビル管理業界で引く手あまた

② 不動産・建設管理業界

既存建物の防災設備更新や、ZEB(ゼロエネルギービル)化により、防災設備の改修需要が増加。


矢野経済研究所の調査では、リノベーション市場は2030年に約10兆円規模に拡大見込み。

具体的な仕事例
  • 既存建物の消防設備更新工事
  • 防災設備の法定点検・報告代行
  • リノベーション時の防災計画立案
  • 不動産取引時の消防設備調査

「建物の安全化・適法化」は国策、資格者の需要が止まらない

③ 医療・福祉施設業界

病院・介護施設・福祉施設では、厳格な防災基準が求められます。

高齢化社会の進行により、医療・福祉施設は今後も増加が予測されています。

人命を預かる施設だからこそ、消防設備士の専門性が重宝されます。

具体的な仕事例
  • 病院・介護施設の消防設備点検
  • 避難訓練のサポート・指導
  • スプリンクラー・防火扉の保守管理
  • 医療施設向け防災計画の策定支援

「人命を守る最前線」社会的意義が最も高い分野の一つ

④ 製造業・工場の防災管理

化学工場・倉庫・物流センターなど、危険物を扱う施設では特に厳格な消防設備が必要。

BCP(事業継続計画)の重要性が高まり、企業の防災投資は増加傾向

具体的な仕事例
  • 工場・倉庫の消防設備点検
  • 危険物施設の防火管理
  • 自衛消防組織の訓練指導
  • 防災マニュアル作成・BCP策定支援

「企業の安全×事業継続」を支える専門家として需要拡大中

⑤ 公共施設・教育機関

学校・図書館・市役所など、公共施設の防災設備管理も重要な分野です。

国のインフラ更新計画により、公共施設の設備更新需要は今後20年で約150兆円規模

公共性が高く、景気にも左右されにくい安定した仕事です。

具体的な仕事例
  • 学校・公民館の消防設備点検
  • 避難訓練の計画・実施サポート
  • 公共施設の防災設備更新工事
  • 地方自治体の防災計画策定支援

「地域の安全を守る」安定性・使命感ともに最高レベル

⑥ 教育・コンサルティング・講師

経験を積んだ消防設備士は、教える側や相談役としての道もあります。

防災教育の重要性が高まり、実務経験者の講師需要が増加

防災コンサルタントとして企業支援する働き方も人気です。

具体的な仕事例
  • 専門学校・職業訓練校での防災指導
  • 企業向け防災セミナー講師
  • 防災コンサルティング業務
  • 資格試験対策の教材作成・講師

「知識を伝える・企業を守る」キャリアの最終ステージにも活かせる

転職を成功させるコツとおすすめサイト

資格を取ったけど「どんな会社を選べばいいのか」「どう転職活動を進めればいいのか」が分からない・・・

おすすめの転職サイトと転職を成功させる3つのコツをご紹介します!

おすすめの転職エージェント

The First Step in Changing Jobs
スクロールできます
サービス名アドバイザーの質求人数サポート体制口コミ・実績登録料
JACリクルートメント
JACリクルートメント

公式サイト
ハイクラス転職向けでアドバイザーの質は高め
キャリアが浅い/経験が少ない人にはマッチしづらい可能性あり
公開求人:2.1〜2.6万件
非公開求人:1.9〜3.4万件
全体:約4.5万件
※日々変動するため目安
転職活動を 開始から入社・その後まで一貫して支える設計で、特にキャリアアップ・専門性強化を狙う人には安心できる内容ミドル・ハイクラス転職において2019年から6年連続で オリコン顧客満足度1位無料
ビズリーチ
ビズリーチ

公式サイト
アドバイザー=ヘッドハンターの質は高い
サービス形態が自らスカウトを受け取るタイプなので、アドバイザーの伴走を求める人はやや物足りない可能性あり
公開求人:15〜19万件
非公開求人:件数非公開
全体:19万件以上
※日々変動するため目安
体制はあるが自ら主体的に動く必要がある
転職自体が初めて/業界経験が浅いという方には、他のエージェントと併用して進めたほうが安心
利用者アンケートでは、74%が「満足」と回答無料
リクルートエージェント
リクルートエージェント

公式サイト
エージェントとしての体制は非常に大きく安心感は高い
アドバイザーの“当たり外れ”が存在する
公開求人:57〜72万件
非公開求人:31〜42万件
全体:100万件以上
※日々変動するため目安
アドバイザーによる部分は若干あるものの体制は万全
転職活動をスピーディーに幅広く進めたい人には非常におすすめ
登録者数・支援実績
「登録者数68,000名以上」「転職後の定着率92%」「内定率86%」「年収UP率83%」
無料
シカクシゴトがおすすめする転職エージェント

いずれも無料で利用でき、登録後すぐに「あなたに合った求人」を提案してもらえます。

転職を成功させるための3つのコツ

① 自分の「目的」を明確にする

まず最初に大切なのは、転職の軸を決めることです。

  • 給与を上げたいのか
  • 労働環境を改善したいのか
  • やりがい・スキルアップを求めているのか

目的を明確にすることで、“合う会社”と”合わない会社”が自然と見えてきます。

  • 「手に職をつけたい」→ 消防設備工事会社や点検会社
  • 「安定した働き方をしたい」→ ビル管理・設備保守会社
  • 「スキルを活かして管理職へ」→ 施工管理やゼネコン系企業

自分がどんな未来を望んでいるかを言語化しておくことが、転職活動のスタートラインです。

② 資格を”アピールできる形”にする

採用担当者は、資格そのものよりも「資格をどう活かせるか」を見ています。

  • 資格を取って何ができるようになったのか
  • どんな現場で経験を積んできたのか

を具体的に伝えられることが重要です。

そのためには、職務経歴書に以下のような実績を加えると効果的です。

  • 担当した建物の種類・規模(例:オフィスビル・ホテル・病院など)
  • 点検・工事した設備の種類
  • 年間点検件数・担当物件数
  • 資格を取ってから改善した業務内容

こうした「数字や実例」を交えることで、あなたのスキルが企業にとってどんな価値を生むのかが伝わりやすくなります。

③ 専門エージェントを活用する

消防設備士の求人は、一般的な転職サイトよりも、建設・設備業界に特化した転職エージェントを使うほうが圧倒的に有利です。

転職エージェントを使うメリット
  • 資格の価値を正しく理解してくれる
  • 求人票に出ていない”非公開求人”が多い
  • 履歴書や面接対策まで無料サポートしてくれる
  • 年収交渉も代行してくれる

「自分で探すよりも、プロに探してもらった方が早かった」これが多くの転職成功者の声です。

転職活動の進め方(3ステップ)

  • 無料登録:まずは1〜2社のエージェントに登録
  • キャリア面談:自分の希望やスキルを相談
  • 求人紹介・応募・面接サポート:書類添削・面接練習つき

たったこれだけで、自力で求人を探すよりも効率よく理想の職場に出会える可能性が高まります。

まとめ|消防設備士は「防災の専門性」と「安定した需要」を兼ね備えた国家資格

消防設備士とは、ビルや商業施設などで消防設備を安全に維持管理する国家資格です。

消火器やスプリンクラー、火災報知設備の点検・整備・工事など、私たちの命と財産を守る重要な仕事を担います。

この資格の魅力は、法律で義務付けられた業務による安定性と、努力が収入に直結する専門性にあります。

未経験からでも挑戦でき、資格を取れば就職・転職・独立まで幅広い道が開けます。

消防設備士のメリット
  • 一生使える国家資格:乙種は誰でも受験可能
  • 安定した需要:消防設備は法律で義務化、景気やAIに左右されにくい
  • 収入アップが見込める:資格手当や現場責任者への昇格で年収増
  • 手に職がつく:現場での経験がそのままスキルと信用につながる
  • 独立・開業ができる:経験を積めば自分の力で仕事を獲得可能
  • 社会貢献性が高い:人々の命と財産を守る誇りある仕事

「手に職をつけて、長く働ける仕事がしたい」
そう思う人にとって、消防設備士はまさに理想の選択肢です。

The first step toward obtaining a qualification
スクロールできます
サービス名教材内容費用学習方法学習期間サポート
ユーキャン
ユーキャン

公式サイト
テキスト中心で図やイラストが多く、初心者にも分かりやすい
最近はスマホや動画も併用
講座によって異なるが、1〜7万円程度が多い
分割払い可
自宅で自分のペースで進める通信学習
テキスト+Webテスト+動画学習
資格によって異なるが標準は3〜12ヶ月
試験時期に合わせたカリキュラム
添削・質問受付・法改正情報の通知など。初めてでも安心の体制
アガルート
アガルート

公式サイト
難関資格向けの専門教材
映像講義+テキストで効率重視
10〜30万円前後
合格で全額返金などの制度もあり
オンライン映像授業が中心スマホ・PCで学習可短期集中型
(数ヶ月〜1年程度)
講師への質問制度、添削、月1ホームルームなど充実
ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミー

公式サイト
テキスト+DVDまたは動画教材
実践的な内容が多い
2〜8万円程度
教育訓練給付制度の対象講座もあり
通信+オンライン併用
質問はWebで無制限受付
3〜12ヶ月
延長も可能
質問無制限、就職・副業支援あり
シカクシゴトがおすすめする資格取得サービス
The First Step in Changing Jobs
スクロールできます
サービス名アドバイザーの質求人数サポート体制口コミ・実績登録料
JACリクルートメント
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公式サイト
ハイクラス転職向けでアドバイザーの質は高め
キャリアが浅い/経験が少ない人にはマッチしづらい可能性あり
公開求人:2.1〜2.6万件
非公開求人:1.9〜3.4万件
全体:約4.5万件
※日々変動するため目安
転職活動を 開始から入社・その後まで一貫して支える設計で、特にキャリアアップ・専門性強化を狙う人には安心できる内容ミドル・ハイクラス転職において2019年から6年連続で オリコン顧客満足度1位無料
ビズリーチ
ビズリーチ

公式サイト
アドバイザー=ヘッドハンターの質は高い
サービス形態が自らスカウトを受け取るタイプなので、アドバイザーの伴走を求める人はやや物足りない可能性あり
公開求人:15〜19万件
非公開求人:件数非公開
全体:19万件以上
※日々変動するため目安
体制はあるが自ら主体的に動く必要がある
転職自体が初めて/業界経験が浅いという方には、他のエージェントと併用して進めたほうが安心
利用者アンケートでは、74%が「満足」と回答無料
リクルートエージェント
リクルートエージェント

公式サイト
エージェントとしての体制は非常に大きく安心感は高い
アドバイザーの“当たり外れ”が存在する
公開求人:57〜72万件
非公開求人:31〜42万件
全体:100万件以上
※日々変動するため目安
アドバイザーによる部分は若干あるものの体制は万全
転職活動をスピーディーに幅広く進めたい人には非常におすすめ
登録者数・支援実績
「登録者数68,000名以上」「転職後の定着率92%」「内定率86%」「年収UP率83%」
無料
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この記事を書いた人

シカクシゴトでは、これから学びたい人、転職やキャリアチェンジを考えている人、独立を目指す人に向けて、実践的で信頼できる資格・仕事の情報をわかりやすく発信しています。
一人ひとりが、自分の未来を主体的に選べるように——。
資格を通じて“働く”をもっと前向きにするメディアでありたいと考えています。

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