救命艇手とは?資格や仕事の内容から年収・就職・転職先までわかりやすく解説!

Lifeboatman

最近、船舶関係の仕事に転職を考えているんですが、救命艇手って実際どんな仕事なんですか?

いい質問ですね。
救命艇手は“海上の安全を守る”スペシャリストなんですよ。

あなたも「海で働きながら人命を守る仕事がしたい」と思ったことはありませんか?

そんなあなたにおすすめなのが、救命艇手です。

救命艇手は、船舶の安全を支える専門職として長く活躍できるだけでなく、人の命を守る”使命感のある仕事”です。

なぜなら、緊急時の救命設備の操作や乗客の誘導は、専門知識と冷静な判断が必要で、訓練を受けた資格者にしかできないからです。

この記事では、救命艇手の資格の種類・仕事内容・講習内容・就職先・年収までをわかりやすく解説します。

「通常の救命艇手と限定救命艇手の違い」や「どんな船で働けるのか」など、あなたのキャリア選びに役立つ情報が満載です。

海上での安全を守る技術と責任ある仕事を手に入れたい人は、この記事を読むことでその”確かな道筋”が見えてくるはずです。

この記事でわかること
  • 救命艇手とはどんな資格か
  • 通常の救命艇手・限定救命艇手の違いとそれぞれの役割
  • 資格取得に必要な講習内容と認定条件
  • 就職・転職先での働き方や年収の目安
  • 救命艇手がキャリアアップできる方法
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目次

救命艇手とは?資格の種類・仕事内容・取得方法をわかりやすく解説

救命艇手の役割と仕事内容

「救命艇手」とは、船舶の緊急時に救命設備の操作・乗客の誘導を行う国家資格です。

火災や浸水などの非常事態において、乗客や乗組員を安全に救命艇へ誘導し、救助されるまでの命を守る役割を担います。

つまり、私たちの海上での安全を”最後の砦”として支える仕事です。

救命艇手の役割と重要性

たとえば、あなたが大型客船で旅行している瞬間。

その安全の裏側には、必ず救命艇手の存在があります。

緊急時に1つでも手順を誤れば人命に関わるため、高い専門知識と冷静な判断力が求められます。

救命艇手の主な仕事内容
  • 救命艇・救命いかだの操作と点検
  • 緊急時の乗客・乗組員の誘導と避難指示
  • 救命設備への食料・航海用具の積み込み
  • 救命艇の進水作業と操縦
  • 救助されるまでの生存管理と応急処置

こうした業務は「救命艇手」の資格を持つ人しか行えません。

資格があるからこそできる”独占業務”であり、まさに”命を守る専門職”の象徴です。

資格の種類は2つ

救命艇手には、「通常の救命艇手」と「限定救命艇手」の2種類があります。

種類操作できる設備主な就職先難易度
限定救命艇手膨張式救命いかだのみ旅客船・フェリー・漁船など初心者向け
救命艇手すべての救命艇・いかだ大型客船・貨物船・タンカーなど中〜上級者向け

多くの人がまず「限定救命艇手」から挑戦し、経験を積んで「救命艇手」へステップアップします。

この2段階制度のおかげで、未経験でも始めやすく、着実にキャリアを積み上げられるのが特徴です。

講習概要と取得方法

資格取得には、国土交通省が認定した登録講習を修了する方法が一般的です。

講習は学科と実技に分かれており、両方の修了が必要です。

  • 学科講習:救命艇の構造・操作方法・海上生存技術などの知識習得
  • 実技講習:実際の救命艇・いかだを使った操作訓練

受講資格には年齢制限(18歳以上)と健康証明書と下記のいずれかの乗船履歴が必要です。

  • 遠洋・近海(旅客船は沿海含)の船舶等に甲板部職員・部員として1年以上
  • ①の船舶以外の船舶に甲板部職員・部員として2年以上
  • 船舶に3年以上

講習は海技大学校や登録講習機関で実施されており、数日間の集中講習で資格取得が可能です。

実際、海技教育機構船員教育機関などで定期的に開催されており、実技訓練施設も充実しています。

「船員として働きながら資格を取りたい」「短期間で取得したい」人にとって、効率的な制度です。

救命艇手資格の将来性

海運業の発展、クルーズ産業の拡大、安全基準の厳格化など、今後も救命艇手のニーズは高まり続けるでしょう。

救命艇手規則でも、一定規模以上の船舶には救命艇手の配置が義務付けられています。

この状況は、資格保有者にとって大きなチャンスです。

※救命艇手規則より引用

こんな人におすすめ
  • 海上で働く職を手にしたい人
  • 人命救助の専門技術を磨きたい人
  • 船員としてキャリアアップを目指したい人
  • 責任ある仕事で社会貢献したい人

救命艇手は「海で働く人にとって重要なステップ」となる国家資格。
船員としてのキャリアでも高く評価される”安全のプロ”の証です。

通常の救命艇手と限定救命艇手の違い

結論から言うと、操作できる救命設備の範囲と求められるスキルレベルが違う、それが通常の救命艇手と限定救命艇手の大きな違いです。

限定救命艇手とは?

最初に取るなら、まずはこの資格。

限定救命艇手は、膨張式救命いかだの操作に限定された資格です。

たとえば、旅客船やフェリーに搭載されている膨張式のライフラフト(救命いかだ)の展開・操作・乗船指導などを担当します。

イメージとしては「旅客船の安全要員」や「小型船舶の救命担当」で活躍するレベル。

講習を修了すれば取得でき、受講条件も比較的緩やかなため、初めて船員資格を取る人に人気があります。

実際、旅客船に乗り組む船員の多くが、「安全配置の要件を満たすため」にこの資格を取得しています。

救命艇手(通常)とは?

本格的に海上安全のプロを目指すならこちら。

救命艇手は、すべての種類の救命艇・救命いかだを操作できる上位資格です。

限定救命艇手では扱えない降下式救命艇(ダビット式)や自由降下式救命艇なども操作可能となるため、仕事の幅と責任が一気に広がります。

大型客船・貨物船・タンカーなどでの配置が可能となり、緊急時のリーダー役として重要な役割を担います。

救命艇手を持つ人は、船舶の安全管理者や船舶職員へのキャリアパスも開かれ、収入・地位ともに上を目指せるのが大きな魅力です。

難易度と取得要件の違い

資格名取得方法講習内容難易度乗船履歴
限定救命艇手登録講習修了学科+実技(数日間)初心者向け6ヶ月以上
救命艇手試験合格または認定広範な知識+実技中〜上級1年以上(甲板部)

救命艇手は乗船履歴や経験が必要な点が最大のハードルです。

ただし、限定救命艇手を取ってから経験を積めばスムーズにステップアップできるため、限定救命艇手→救命艇手のステップアップルートが一般的です。

配置要件・キャリアの違い

資格配置可能な船舶主な職場将来性
限定救命艇手膨張式いかだ搭載船旅客船・フェリー・小型貨物船需要安定
救命艇手すべての救命設備搭載船大型客船・貨物船・タンカー管理職・昇進可能

救命艇手を取得すれば、安全配置の責任者や船舶職員として昇進できるチャンスも増えます。

さらに海技士資格と組み合わせることで、より高度な船舶職員としてのキャリアが開けます。

どちらを目指すべき?

限定救命艇手救命艇手
船員として基礎から始めたい
まずは旅客船で働きたい
すでに甲板部での経験がある
大型船や外航船を目指したい

まずは限定救命艇手で実務経験を積み、将来的に救命艇手で活躍の場を広げる。
これが船員としての王道ルートです。

ここで一歩踏み出したい方へ

資格取得に向けて確実に進みたいなら、登録講習機関での受講が最も確実です。

おすすめ講習機関
  • 海技教育機構(海技大学校・海技短期大学校)
    • 国の認定機関として充実した設備と実績のある講習を提供
  • 各地の登録講習実施機関
    • 地方運輸局が認定した講習機関で定期的に開催
  • 船員教育機関(商船系大学・高専)
    • 海技士養成課程の中で救命艇手資格も取得可能

確実な講習で最短ルートを進み、「資格取得→配置→キャリアアップ」を実現しましょう。

試験・講習の概要と難易度

結論から言うと、正しい準備と実務経験があれば、確実に取得できる資格です。

ただし、実技訓練での”正確な手順と冷静な判断力”が求められるため、座学だけでなく実践的な訓練が重要です。

講習・試験の基本構成

救命艇手資格は、「講習修了」または「試験合格・認定」の方法で取得できます。

限定救命艇手と救命艇手で取得方法が異なります。

限定救命艇手(講習修了)

国土交通省認定の登録講習を修了することで取得できます。

内容は膨張式救命いかだの取扱い、海上生存技術、応急処置などで、実技訓練を中心とした実践的なプログラムです。

救命艇手(試験・認定)

筆記試験と実技試験に合格するか、または認定基準を満たすことで取得します。

すべての救命艇・いかだの操作知識と海上生存技術が問われます。

限定救命艇手は講習修了で取得でき、より取得しやすい仕組みです。

講習・試験の実施頻度

限定救命艇手講習は、各登録講習機関で定期的に開催されています。

海技大学校や各地の船員教育機関で年間複数回実施されるため、船員としてのスケジュールに合わせて受講可能です。

救命艇手試験は、地方運輸局で随時実施。

詳細は各地方運輸局のウェブサイトで確認できます。

>>>参考(独立行政法人 海技教育機構HP)

難易度と合格率

救命艇手資格は、船員資格の中では実務経験があれば取得しやすい部類に入ります。

資格名取得方法難易度修了・合格率
限定救命艇手講習修了初心者向けほぼ100%(真面目に受講すれば)
救命艇手試験合格・認定中級約60〜70%

※数値は推定

限定救命艇手は、講習をしっかり受講すればほぼ確実に取得できる難易度です。

救命艇手は実務経験と知識が必要ですが、「船員として働きながら経験を積んでいる」という人なら十分合格可能な水準です。

学習方法の選択肢

学習方法特徴向いている人
登録講習実技中心、短期集中、修了で取得限定救命艇手を目指す人
実務経験+試験乗船経験を積んでから受験救命艇手を目指す経験者
船員教育機関海技士養成課程で同時取得学生・若年層

中でも確実なのは登録講習での取得です。

おすすめ講習機関
  • 海技教育機構(海技大学校・海技短期大学校)
    • 国の認定機関として充実した設備と実績のある講習を提供
  • 各地の登録講習実施機関
    • 地方運輸局が認定した講習機関で定期的に開催
  • 船員教育機関(商船系大学・高専)
    • 海技士養成課程の中で救命艇手資格も取得可能

実際に「講習を受けて数日で取得できた」という声も多く、船員として働きながらでも効率的に取得できる点が支持されています。

取得までの目安準備期間

  • 限定救命艇手:3〜5日間の集中講習
  • 救命艇手:乗船経験1年以上+試験準備

船員として働きながら、短期間で確実に取得できるのが救命艇手資格の特徴です。
実務と並行して資格を取得し、キャリアアップにつなげられます。

取得のコツ

  • 実技訓練に集中する
    • 救命設備の操作は実際に手を動かすことが最重要。
  • 緊急時の手順を確実に覚える
    • パニックにならない冷静な判断力が求められる。
  • 乗船経験を積む
    • 実務経験が受験資格となるため、まずは船員としての経験を積むことが重要。

資格取得にかかる費用・講習内容

救命艇手の資格、取るためにいくらかかるの?

実際にかかる費用は、取得方法によって大きく変わります。

ここでは、講習受講・試験受験・船員教育機関それぞれの費用感と特徴をわかりやすく比較します。

取得方法の比較

取得方法総費用取得効率向いている人
登録講習(限定)約5〜8万円短期間で確実現役船員
試験受験(通常)約1〜3万円経験次第ベテラン船員
船員教育機関学費に含まれるカリキュラム内学生・新卒層
登録講習で取得する場合(限定救命艇手)

メリット

  • 短期集中で確実に取得できる
  • 実技訓練が充実しており実践力が身につく

デメリット

  • 受講料がかかる(5〜8万円程度)
  • 講習日程に合わせる必要がある

船員として働きながら確実に取得したい人に最適な方法です。

試験で取得する場合(救命艇手)

メリット

  • 費用が比較的安い
  • 実務経験が豊富なら有利

デメリット

  • 乗船経験1年以上が必須
  • 試験準備が必要

甲板部での経験が豊富で、より広範な救命設備を扱いたいベテラン船員向けです。

船員教育機関で取得する場合

メリット

  • カリキュラムに組み込まれており体系的に学べる
  • 海技士資格と同時に取得可能
  • 就職サポートが充実

デメリット

  • 学費が高額(年間数十万円〜)
  • 社会人には通学が難しい

時間と資金に余裕がある学生向け。
船員としてのキャリアを一貫して学べる安心ルートです。

多くの現役船員が選ぶのは登録講習での取得

「乗船スケジュールの合間に受講」「数日間の集中講習で取得」など、働きながら取得できるのが強みです

資格取得に必要な費用の内訳

項目限定救命艇手救命艇手備考
講習・受験料約50,000〜80,000円約5,000〜10,000円講習機関により差あり
教材費講習費に含まれる約5,000円参考書など
健康証明書約3,000〜5,000円約3,000〜5,000円船員手帳所持者は不要
認定手数料2,500円試験合格後
宿泊・交通費実費実費遠方からの受講時

資格を取るメリット

メリット
船員としての価値が高まり「配置要件」を満たせる
船員としての価値が高まる

救命艇手は、法律で配置が義務付けられた重要資格。

旅客船・大型貨物船・タンカーなど、一定規模以上の船舶には必ず救命艇手の配置が必要です。

つまり、船会社にとって”必須の人材”なのです。

実際に船員法第118条により、旅客船や100人以上が乗船する船舶には救命艇手の配置が義務付けられています。

有資格者はどの船会社でも”即戦力”として歓迎されます。

メリット
就職・転職に圧倒的に有利
就職・転職に圧倒的に有利

資格があるだけで、船員としての求人の幅が一気に広がります。

  • 大型客船・クルーズ船
  • フェリー・旅客船
  • 貨物船・タンカー
  • 漁船(大型)
  • 海上保安庁・海上自衛隊

など、海上で働くあらゆる分野で活躍の場があります。


さらに海技士資格と組み合わせれば船舶職員や管理職への道も開けます。

メリット
手当・昇給のチャンスが増える
手当・昇給のチャンスが増える

多くの船会社では、救命艇手資格保有者に資格手当が支給されます。

月額5,000円〜20,000円程度が一般的で、年間では数万円〜数十万円の収入増につながります。

また、救命艇手として配置されることで、
安全配置の責任者として評価され、昇給・昇進のチャンスも広がります。

メリット
国際的にも通用する資格
国際的にも通用する資格

救命艇手資格は、国際海事機関(IMO)のSTCW条約に基づく資格です。

つまり、国際的に認められた資格であり、外航船での勤務や海外での船員就職にも有利に働きます。

グローバルな海運業界で活躍したい人にとって、大きな武器となります。

メリット
人命を守る誇りとやりがいを得られる
人命を守る誇りとやりがい

緊急時に冷静に行動し、人々の命を守る。

自分の技術と判断が”誰かの命を救う”と実感できるのは、救命艇手ならではの誇りです。

救命艇手の就職・転職先とキャリアアップの道

就職・転職先とキャリアアップの道

「資格を取ったら、どんな船で働けるの?」「収入はどのくらい?」

この疑問に答えるために、ここでは救命艇手の就職・転職のリアルを詳しく見ていきましょう。

救命艇手は、資格を取った瞬間に”船会社から求められる人材”になります。

配置義務のある船舶では必須の資格であり、船員市場での価値が非常に高いのが特徴です。

救命艇手の主な就職先

救命艇手の資格を取得すると、さまざまな種類の船舶での就職や転職が可能になります。

「資格を取ったらどこで働けるのか?」を具体的にイメージできるように、代表的な就職先とその特徴を紹介します。

就職先の例
旅客船・フェリー会社

最も多いのが、旅客船・フェリーでの勤務です。

国内航路のフェリー、離島航路の旅客船、観光船などで、乗客の安全管理・救命設備の点検・緊急時の誘導などを担当します。

限定救命艇手の資格があれば、多くの旅客船で配置要件を満たすため、未経験からでもスタートしやすい職場です。

また、救命艇手(通常)を取得すれば大型フェリーやクルーズ船での勤務も可能になります。

就職先の例
大型客船・クルーズ船

国際クルーズ船や大型客船では、救命艇手の配置が必須です。

数百人〜数千人の乗客の安全を守る重要な役割を担い、緊急訓練の実施・救命設備の管理・安全教育なども行います。

この分野では英語力や接客スキルも求められることが多いため、「海外航路で働きたい」「グローバルな環境で活躍したい」という人に向いています。

また、クルーズ業界は今後も成長が見込まれる分野であり、安定性の高い就職先といえます。

就職先の例
貨物船・タンカー

一般貨物船、コンテナ船、タンカーなどの商船でも救命艇手は必要とされます。

乗組員の安全管理、救命設備の点検・整備、緊急訓練の実施などが主な業務です。

この分野では、長期航海や外航船での勤務が多いため、「しっかり稼ぎたい」「海外航路を経験したい」という人に人気があります。

就職先の例
大型漁船・遠洋漁業

500トン以上の大型漁船では、救命艇手の配置が義務付けられています

遠洋漁業のマグロ船やカツオ船などで、乗組員の安全確保・救命設備の管理などを担当します。

  • 救命設備の日常点検
  • 緊急時の乗組員誘導
  • 安全訓練の実施

など、漁労作業と安全管理を両立する仕事です。

漁船の給与水準は比較的高く、高収入を目指す人にも人気があります。

就職先の例
海上保安庁・海上自衛隊

海上保安庁や海上自衛隊の船舶でも、救命艇手の資格が活かせます。

巡視船・護衛艦・補給艦などで、乗組員の安全管理や救難活動に携わります。

公務員としての安定性があり、福利厚生もしっかりしています。

ただし、採用には別途試験があり、海技士資格や実務経験が求められることが多いです。

就職先の例
船員教育機関・訓練施設

経験を積んだ後、教育・訓練の指導者として働く道もあります。

海技大学校や船員教育機関で、救命艇手講習の講師や実技訓練の指導を担当します。

「自分の経験を次世代に伝えたい」「陸上勤務に移りたい」という人には理想的な道です。

教官としての経験は、船員業界での信頼と評価につながります。

平均年収とキャリア別の給与例

結論から言うと、船員の平均年収は約400万円〜600万円前後。

ただし、船種・航路・役職・資格によって大きく差が出ます。

「安定した収入を得たい」「将来的に年収を上げたい」という方は、ここで紹介するキャリア別の給与イメージを参考にしてみてください。

■ 救命艇手資格保有者の平均年収(全体)

国土交通省の統計によると、内航船員の平均年収は約450万円〜550万円。

外航船員になると、約600万円〜800万円以上が相場です。

これは、日本の平均年収(約470万円)と同等以上。

さらに救命艇手資格保有者には資格手当が付く企業も多く、月5,000円〜20,000円程度の加算が一般的です。

■ キャリア別の年収イメージ

経験・船種年収の目安特徴・仕事内容
新人船員(部員)約300〜400万円基礎的な船務作業
救命艇手資格取得を目指す時期
限定救命艇手保有(内航)約400〜500万円旅客船・フェリーで安全管理担当
資格手当あり
救命艇手保有(内航・ベテラン)約500〜650万円大型船・タンカーで勤務
安全配置の責任者として活躍
外航船員(救命艇手保有)約600〜900万円国際航路の貨物船・タンカー
長期航海で高収入
船舶職員(海技士+救命艇手)約700〜1000万円以上航海士・機関士として乗船
役職と経験で高収入

このように、資格と経験を積むほどに収入が上がる”実力主義”の世界です。
特に海技士資格と組み合わせることで、船舶職員として大幅な年収アップが期待できます。

年収を上げる3つのポイント

  • 上位資格の取得を目指す
    • 限定救命艇手から救命艇手へ、さらに海技士資格へとステップアップすれば、船舶職員として高収入が狙えます。
  • 外航船・大型船を選ぶ
    • 内航船より外航船の方が給与水準が高い傾向。
    • 長期航海手当や危険手当も加算されます。
  • 経験を積んで役職を上げる
    • 安全配置の責任者や訓練担当など、役職が上がれば収入も増加します。

「資格で収入が上がる」は本当か?

たとえば、同じ船で働いていても、救命艇手資格保有者には毎月資格手当(5,000〜20,000円)が支給されるケースが多く、
年単位で見ると10万円〜25万円程度の差になります。

さらに、海技士資格と組み合わせることで船舶職員となり、年収が一気に100万円以上上がることも珍しくありません。

資格を取って経験を積めば、確実に収入アップにつながる。
それが船員の世界です。

救命艇手がキャリアアップできる職種

救命艇手の魅力は、資格を取って終わりではなく、その後のキャリアアップの道がいくつも用意されていることです。

船上で経験を積むほどに、安全管理職・船舶職員・専門教官と、自分の強みを活かした”成長のステージ”が待っています。

安全管理責任者・安全配置担当

船上で数年の経験を積むと、救命設備の管理全般や安全訓練の企画・実施を任されるようになります。

これが、いわゆる「安全管理責任者」というポジションです。

緊急時の対応計画を立て、乗組員への安全教育を行い、救命設備の定期点検を統括する重要な役割を担います。

船内で頼られる存在になると、給与面でも評価が上がり、手当や昇進のチャンスが広がります。

この段階で、海技士資格の取得を目指す人が多く、船舶職員への道が開かれます。

船舶職員(航海士・機関士)

救命艇手としての経験を土台に、船を”運航する側”に回るのが船舶職員という仕事です。

主な業務内容
  • 航海計画の作成と実行
  • 船体・機関の運転・保守管理
  • 貨物・旅客の安全管理
  • 乗組員の指揮・教育

船上経験が豊富であればあるほど重宝される職種です。

資格としては「海技士(航海・機関)」が必要で、取得すれば年収700〜1000万円以上も十分狙える高キャリア職となります。

船長・機関長

船舶職員として経験を積み、最上位の船長機関長を目指す道もあります。

船長は船全体の最高責任者として、航海の安全・乗組員の統率・会社との連絡などすべてを統括します。

この役職に就くと、

  • 大型客船・タンカーの船長
  • 外航船の機関長
  • 海運会社の管理職

など、安定かつ高収入のキャリアを築けます。

年収は800〜1500万円クラスも珍しくありません。

④ 陸上勤務(船舶管理・安全管理部門)

船上での経験を活かし、陸上勤務に転換する選択肢もあります。

海運会社の安全管理部門、船舶管理会社、港湾関連企業などで、安全監査・訓練計画・緊急対応マニュアル作成などを担当します。

「家族との時間を増やしたい」「体力的に陸上勤務に移りたい」という人に最適なキャリアチェンジです。

⑤ 教育機関の教官・訓練指導者

最終的なキャリアゴールとして人気なのが、教育・訓練の指導者です。

「自分の経験を次世代に伝えたい」「安全技術の向上に貢献したい」そんな思いを持つ人が、海技大学校や船員教育機関で教官として活躍しています。

仕事の内容は、救命艇手講習の講義・実技訓練の指導・教材開発など。

経験を活かして後進を育てる、やりがいのある仕事です。

経験豊富な教官は、業界全体から尊敬される存在として活躍できます。

救命艇手のスキルが活かせる他業界

救命艇手のスキルは、「船舶」だけにとどまりません。

緊急対応・安全管理・人命救助の技術は、さまざまな業界で応用できる万能スキルです。

特に近年は、安全意識の高まりにより、安全管理のプロフェッショナルの価値が急上昇しています。

救命艇手が活躍できる主な業界と、各分野の今後の需要予測を合わせて紹介します。

① 海運・港湾・物流業界

グローバルな物流の拡大により、海運・港湾関連の安全管理の重要性が増しています。

国土交通省の予測では、海上物流は2030年までに約1.2倍に成長

船舶の安全運航や港湾での危機管理に、救命艇手の経験が活かせます。

具体的な仕事例
  • 海運会社の安全管理部門
  • 港湾管理事務所の安全監督
  • 船舶管理会社のコンサルタント
  • 物流企業の危機管理担当

「海運×安全」グローバル物流を支える安定業界

② 観光・レジャー業界(クルーズ・マリンレジャー)

クルーズ産業の回復と成長により、旅客船・観光船の安全管理需要が増加中。

日本クルーズ客船協会によると、クルーズ市場は2025年以降さらに拡大見込み。

顧客の安全を守りながら、快適な船旅を提供する仕事です。

具体的な仕事例
  • クルーズ船の安全配置要員
  • 観光船・遊覧船の安全管理者
  • マリンレジャー施設の安全監督
  • ダイビング・マリンスポーツの緊急対応責任者

「観光×安全」人と接しながら命を守るやりがいのある仕事

③ 防災・危機管理業界

自然災害や緊急事態への備えとして、企業・自治体の防災体制が強化されています。

救命艇手の緊急対応経験は、防災計画策定や避難訓練に直接活かせます。

具体的な仕事例
  • 企業の防災・危機管理部門
  • 自治体の防災担当職員
  • 防災コンサルタント
  • 避難訓練・救命講習の講師

「防災×緊急対応」社会の安全を守る重要な役割

④ 海上保安・救難業界

海上保安庁や民間の海難救助団体では、救助活動のプロフェッショナルが求められます。

救命艇手の経験は、海難救助の最前線で活かせる貴重なスキルです。

具体的な仕事例
  • 海上保安庁の救難業務
  • 消防本部の水難救助隊
  • 海難救助ボランティア団体
  • 海上自衛隊の救難部門

「救助×使命感」人命を直接救う最前線の仕事

⑤ 教育・研修業界

経験を積んだ救命艇手は、教える側や指導する側としての道もあります。

教育分野では実務経験者の講師不足が深刻で、今後ニーズがさらに増加

具体的な仕事例
  • 海技大学校・船員教育機関での教官
  • 企業研修での安全教育講師
  • 救命講習・応急処置講習の指導者
  • オンライン安全教育コンテンツ制作

「技術を伝える」次世代を育てる社会貢献度の高い仕事

転職を成功させるコツとおすすめサイト

資格を取ったけど「どんな船を選べばいいのか」「どう就職活動を進めればいいのか」が分からない・・・

おすすめの就職サイトと転職を成功させる3つのコツをご紹介します!

おすすめの転職エージェント

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ビズリーチ
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リクルートエージェント
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転職を成功させるための3つのコツ

① 自分の「目的」を明確にする

まず最初に大切なのは、就職・転職の軸を決めることです。

  • 安定した収入を得たいのか
  • 外航船で高収入を目指したいのか
  • 旅客船で人と接する仕事がしたいのか

目的を明確にすることで、“合う船”と”合わない船”が自然と見えてきます。

  • 「安定重視」→ 内航フェリー・旅客船
  • 「高収入重視」→ 外航船・大型タンカー
  • 「やりがい重視」→ クルーズ船・観光船

自分がどんな働き方を望んでいるかを言語化しておくことが、就職活動のスタートラインです。

② 資格を”アピールできる形”にする

採用担当者は、資格そのものよりも「資格をどう活かせるか」を見ています。

  • 資格を取ってどんな業務ができるようになったのか
  • どんな船で経験を積んできたのか

を具体的に伝えられることが重要です。

そのためには、履歴書や職務経歴書に以下のような実績を加えると効果的です。

  • 乗船した船の種類・トン数・航路
  • 救命設備の点検・訓練の実施回数
  • 緊急対応の経験(訓練含む)
  • 資格取得後に担当した業務

こうした「具体例」を交えることで、あなたのスキルが船会社にとってどんな価値を生むのかが伝わりやすくなります。

③ 船員専門の就職支援を活用する

救命艇手の求人は、一般的な転職サイトよりも、船員・海運業界に特化した就職支援を使うほうが圧倒的に有利です。

船員専門支援を使うメリット
  • 資格の価値を正しく理解してくれる
  • 船種・航路・勤務形態などの詳細情報が豊富
  • 船会社との直接的なつながりがある
  • 乗船までのサポートも充実

「自分で探すよりも、業界に詳しい支援を使った方が早かった」これが多くの就職成功者の声です。

就職活動の進め方(3ステップ)

  • 情報収集:船員専門の求人サイトや転職エージェントに登録
  • 面談・相談:自分の希望や資格を相談
  • 応募・面接サポート:履歴書添削・面接対策つき

たったこれだけで、自力で探すよりも効率よく理想の船に出会える可能性が高まります。

まとめ|救命艇手は「安全確保」と「海上の命」を支える重要な資格

救命艇手とは、船舶の緊急時に救命設備を操作し、乗客や乗組員の命を守る国家資格です。

火災や浸水などの非常事態において、冷静に救命艇を操作し、人々を安全に避難させる役割を担います。

この資格の魅力は、法律で配置が義務付けられた安定性と、人命を守るという使命感にあります。

短期講習で取得でき、資格を取れば就職・転職・キャリアアップまで幅広い道が開けます。

救命艇手のメリット
  • 配置義務のある国家資格:法律で配置が義務付けられ、船会社から必要とされる
  • 安定した需要:旅客船・貨物船・漁船など幅広い船種で活躍できる
  • 収入アップにつながる:資格手当や配置手当で収入増
  • 短期間で取得可能:限定救命艇手なら数日の講習で取得できる
  • キャリアアップの土台:海技士資格と組み合わせて船舶職員へ
  • 社会貢献性が高い:人の命を守る誇りある仕事

「海で働き、人の命を守る仕事がしたい」
そう思う人にとって、救命艇手はまさに理想の選択肢です。

The first step toward obtaining a qualification
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サービス名教材内容費用学習方法学習期間サポート
ユーキャン
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テキスト中心で図やイラストが多く、初心者にも分かりやすい
最近はスマホや動画も併用
講座によって異なるが、1〜7万円程度が多い
分割払い可
自宅で自分のペースで進める通信学習
テキスト+Webテスト+動画学習
資格によって異なるが標準は3〜12ヶ月
試験時期に合わせたカリキュラム
添削・質問受付・法改正情報の通知など。初めてでも安心の体制
アガルート
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難関資格向けの専門教材
映像講義+テキストで効率重視
10〜30万円前後
合格で全額返金などの制度もあり
オンライン映像授業が中心スマホ・PCで学習可短期集中型
(数ヶ月〜1年程度)
講師への質問制度、添削、月1ホームルームなど充実
ヒューマンアカデミー
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テキスト+DVDまたは動画教材
実践的な内容が多い
2〜8万円程度
教育訓練給付制度の対象講座もあり
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質問はWebで無制限受付
3〜12ヶ月
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質問無制限、就職・副業支援あり
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公開求人:2.1〜2.6万件
非公開求人:1.9〜3.4万件
全体:約4.5万件
※日々変動するため目安
転職活動を 開始から入社・その後まで一貫して支える設計で、特にキャリアアップ・専門性強化を狙う人には安心できる内容ミドル・ハイクラス転職において2019年から6年連続で オリコン顧客満足度1位無料
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公開求人:15〜19万件
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全体:19万件以上
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この記事を書いた人

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一人ひとりが、自分の未来を主体的に選べるように——。
資格を通じて“働く”をもっと前向きにするメディアでありたいと考えています。

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