揚貨装置運転士とは?資格や仕事の内容から年収・就職・転職先までわかりやすく解説!

Hoist Operator

最近、転職を考えているんですが、揚貨装置運転士って実際どんな仕事なんですか?

いい質問ですね。
揚貨装置運転士は“港湾物流を支える専門職”として重要な仕事なんですよ。

あなたも「専門性の高い資格で安定した仕事に就きたい」と思ったことはありませんか?

そんなあなたにおすすめなのが、揚貨装置運転士です。

揚貨装置運転士は、港湾での荷役作業を支える専門職として長く活躍できるだけでなく、物流インフラを支える”手に職”の仕事です。

なぜなら、船舶に固定された揚貨装置(デリックやクレーン)の操作は、専門知識と技能が必要で、資格保有者にしかできない独占業務だからです。

この記事では、揚貨装置運転士の資格の種類・仕事内容・試験内容・就職先・年収までをわかりやすく解説します。

「免許取得の流れ」や「どんな職場で働けるのか」など、あなたのキャリア選びに役立つ情報が満載です。

港湾・物流業界で専門性を活かして働きたい人は、この記事を読むことでその”確かな道筋”が見えてくるはずです。

この記事でわかること
  • 揚貨装置運転士とはどんな資格か
  • 特別教育と免許の違いとそれぞれの役割
  • 資格取得に必要な勉強内容と合格率
  • 就職・転職先での働き方や年収の目安
  • 揚貨装置運転士がキャリアアップできる方法
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目次

揚貨装置運転士とは?資格の種類・仕事内容・取得方法をわかりやすく解説

揚貨装置運転士の役割と仕事内容

「揚貨装置運転士」とは、船舶に固定された揚貨装置(つり上げ荷重5トン以上)を操作するための国家資格です。

港湾で貨物船から荷物を積み降ろす作業から、海上での重量物の移動まで、幅広い現場で活躍します。

つまり、私たちの生活を”海上物流の面”から支える仕事です。

揚貨装置運転士の役割と重要性

たとえば、あなたが使っているスマートフォンや家電製品。

その多くは海外から船で運ばれてきますが、その積み降ろしの裏側には、必ず揚貨装置運転士の技術があります。

数トン〜数十トンの荷物を安全に扱うには、高い専門知識と正確な操作技術が求められます。

揚貨装置運転士の主な仕事内容
  • 船舶に固定されたデリック(クレーン)の操作
  • コンテナ・重量物の吊り上げ・積み降ろし作業
  • 揚貨装置の日常点検・メンテナンス
  • 作業の安全確認・合図の確認
  • 作業記録の作成・報告

こうした業務は「揚貨装置運転士」の資格を持つ人しか行えません。

資格があるからこそできる”独占業務”であり、まさに”手に職”の象徴です。

資格・教育の種類

揚貨装置を操作するには、つり上げ荷重によって必要な資格・教育が異なります。

資格・教育操作できる範囲取得方法難易度
特別教育つり上げ荷重5トン未満の揚貨装置事業者が実施する特別教育を修了初心者向け
揚貨装置運転士免許つり上げ荷重5トン以上の揚貨装置(制限なし)学科試験+実技試験に合格中級者向け

多くの人がまず「5トン未満の特別教育」から現場で経験を積み、実務を経て「揚貨装置運転士免許」の取得を目指します。

この段階的な取得ルートのおかげで、未経験でも始めやすく、着実にキャリアを積み上げられるのが特徴です。

試験概要と取得方法

揚貨装置運転士免許の試験は年に複数回実施されます。

学科試験と実技試験に分かれており、合格には両方の突破が必要です。

  • 学科試験:揚貨装置の構造・力学・関係法令などの知識問題
  • 実技試験:実際の揚貨装置を操作する技能試験

受験資格に年齢制限はありませんが、18歳以上であることが必要です。

勉強方法は、独学でも可能ですが、合格率を上げたいなら専門の教材や講習の利用が効果的です。

実際、技能講習修了者専門教材では、過去問の傾向分析や実技練習で効率的に学べます。

「仕事をしながら勉強したい」「短期間で合格したい」人にとって、強い味方です。

揚貨装置運転士資格の将来性

国際貿易の拡大、港湾の大型化、物流効率化の推進など、今後も揚貨装置運転士のニーズは高まり続けるでしょう。

国土交通省のデータでも、港湾・海運業界の人手不足は深刻。

この状況は、資格保有者にとって大きなチャンスです。

建設労働需給調査結果

※建設労働需給調査結果より引用

こんな人におすすめ
  • 専門性の高い職を手にしたい人
  • 技術を磨いて長く働きたい人
  • 手に職をつけて港湾・物流業界で活躍したい人
  • 重機操作が好きで、専門技能に興味がある人

揚貨装置運転士は「専門性が高く、一生役立つ」国家資格。
港湾・物流業界でも有利に働く”実践力の証”です。

揚貨装置運転士と他のクレーン運転士との違い

結論から言うと、操作する機械の設置場所(船舶固定か陸上か)と作業環境が違う、それが揚貨装置運転士と他のクレーン運転士の大きな違いです。

揚貨装置運転士とは?

船舶での荷役作業に特化した資格。

揚貨装置運転士は、船舶に固定されたデリックやクレーンを操作する資格です。

たとえば、貨物船のデッキに設置されたクレーンで、コンテナや重量物を船内外に移動させる作業などを担当します。

イメージとしては「港湾での船舶荷役のスペシャリスト」として活躍するレベル。

海上での作業に特化しており、船舶の揺れや潮位変化にも対応できる技能が求められるため、専門性の高い資格として認識されています。

実際、港湾荷役会社や海運会社では、揚貨装置運転士の資格保有者が重宝され、「船での作業に強い」「海上荷役ができる」という評価で採用されています。

クレーン・デリック運転士とは?

陸上での幅広いクレーン作業をカバーする資格。

クレーン・デリック運転士は、建設現場・工場・港湾ターミナルなど、陸上に設置されたクレーンやデリックを操作できる資格です。

天井クレーン、橋形クレーン、ジブクレーンなど多様な機種を扱えるため、汎用性が高いのが特徴です。

建設・製造・物流など幅広い業界で活躍でき、技術者としてのキャリアの選択肢が広がるのが大きな魅力です。

難易度と合格率の違い

資格名合格率試験内容難易度受験資格
揚貨装置運転士約55〜65%学科+実技中級18歳以上(実務経験があると有利)
クレーン・デリック運転士約40〜50%学科+実技中級実務経験または特別教育修了

揚貨装置運転士は船舶特有の作業環境に特化しており、クレーン・デリック運転士は陸上での多様な現場に対応できる点が異なります。

どちらも実務経験が重要視されるため、特別教育修了→実務経験→免許取得のステップアップルートが一般的です。

年収・キャリアの違い

資格平均年収主な職場将来性
揚貨装置運転士約400〜550万円港湾荷役・海運・船舶関連需要安定
クレーン・デリック運転士約450〜600万円建設・製造・物流・港湾幅広い業界で活躍

揚貨装置運転士は船舶荷役という専門分野で活躍し、クレーン・デリック運転士は幅広い業界での需要があります。

両資格を持つことで、現場の選択肢がさらに広がり、より高収入を狙えるチャンスも増えます。

どちらを目指すべき?

揚貨装置運転士クレーン・デリック運転士
港湾・海運業界で専門性を活かしたい
船舶荷役に特化したスペシャリストになりたい
建設・製造・物流など幅広い業界で働きたい
汎用性の高い技能を身につけたい

港湾・船舶に特化するなら揚貨装置運転士、幅広い現場で活躍したいならクレーン・デリック運転士。
これがキャリア選択の基本です。

試験の概要と合格率

結論から言うと、正しい勉強法と実技練習で挑めば、未経験からでも十分合格できます。

ただし、学科と実技の両方で”専門知識と正確な操作技能”が求められるため、独学よりも効率的な学習環境づくりが重要です。

試験の基本構成

揚貨装置運転士試験は、「学科試験」と「実技試験」の2段階構成です。

学科試験(知識問題)

揚貨装置の構造・力学・関係法令・安全などが出題されます。

内容は専門的ですが、過去問の傾向が強いため、過去問題集を繰り返すことが合格の近道です。

実技試験

実際に揚貨装置を操作し、荷の吊り上げ・移動・降ろしを行う実技試験です。

安全確認と正確な操作手順の理解がカギとなります。

学科試験に合格した人だけが実技試験に進める仕組みです。

年複数回チャンスがある

揚貨装置運転士試験は、各地の安全衛生技術センターで年に数回実施

受験機会が定期的にあるため、社会人でもスケジュールを組みやすいのがメリットです。

受験料は、学科・実技合わせて約23,000円ほど。

各安全衛生技術センターから申込ができます。

>>>申し込みはこちら(公益財団法人 安全衛生技術試験協会HP)

合格率と難易度

揚貨装置運転士試験は、国家資格の中では実務経験者にとって合格しやすい部類に入ります。

資格・教育学科試験合格率実技試験合格率総合合格率
揚貨装置運転士免許約60%約70%約55〜65%

※年度により変動あり

揚貨装置運転士は、しっかり準備すれば約6割が合格できる難易度です。

独学でも合格可能ですが、「仕事が忙しく時間が取れない」「勉強の進め方が分からない」という人は、専門教材や技能講習の受講が格段に効率を上げます。

勉強方法の選択肢

勉強方法特徴向いている人
独学費用が安く、自分のペースで進められる。過去問中心。学習習慣がある人、コツコツ型
技能講習実技練習・教材・修了証あり。効率的に理解。忙しい社会人、短期合格を目指す人
専門教材過去問題集・参考書で体系的に学習。実務経験者、自主学習が得意な人

中でも人気が高いのは技能講習専門教材の組み合わせです。

実際に「技能講習修了後に試験を受けて合格できた」という口コミも多く、忙しい社会人でも効率的に学べる点が支持されています。

合格までの目安勉強時間

  • 揚貨装置運転士免許:約100〜150時間(1日1〜2時間で2〜3か月)
  • 実務経験がある場合:約80〜120時間で合格も可能

仕事をしながらでも、1日1時間程度を確保すれば十分現実的なスケジュールです。
特に学科対策は「過去問を繰り返し解く」ことで傾向をほぼカバーできます。

合格のコツ

  • 学科は過去問中心で反復学習
    • 出題パターンは毎年似ているため、過去問の繰り返しが最も効率的。
  • 実技は”実機操作”の練習が必須
    • 技能講習などで実際に揚貨装置を操作する経験を積む。
  • 安全確認と手順を徹底する
    • 実技試験では安全確認が重視されます。正確な手順で作業する練習を。

資格取得にかかる費用・勉強方法

揚貨装置運転士の資格、取るためにいくらかかるの?

実際にかかる費用は、勉強方法によって大きく変わります。

ここでは、独学・技能講習・専門教材それぞれの費用感と特徴をわかりやすく比較します。

学習方法の比較

勉強法総費用学習効率向いている人
独学約3〜5万円時間がかかるコツコツ学べる人
技能講習約10〜20万円効率が高い忙しい社会人
専門教材約1〜3万円効率的実務経験者
独学で取得する場合

メリット

  • 費用が安く、自分のペースで学べる
  • テキストと過去問で手軽に始められる

デメリット

  • 計画管理が難しく、挫折しやすい
  • 実技試験の練習環境を整えるのが困難

強い意志とコツコツ継続できる人に向いている学習スタイルです。

技能講習で学ぶ場合

メリット

  • 実機を使った実技練習ができる
  • 修了証が交付され、試験が一部免除される場合がある
  • 短期間で集中して学べる

デメリット

  • 独学より費用がかかる(約10〜20万円)
  • 受講日程が決まっているため調整が必要

忙しい社会人でも“最短合格”を狙える、効率的な学び方です。

専門教材で学ぶ場合

メリット

  • 過去問題集や参考書で体系的に学習できる
  • 費用が比較的安い(約1〜3万円)
  • 自分のペースで繰り返し学習できる

デメリット

  • 実技練習は別途手配が必要
  • モチベーション維持が課題

実務経験がある人にとって、コストを抑えて効率的に学べる方法です。

多くの受験者が選ぶのは技能講習+専門教材の組み合わせ

「実技は講習で、学科は教材で」と使い分けることで、効率よく合格を目指せます

資格取得に必要な費用の内訳

項目揚貨装置運転士免許備考
受験料約23,000円学科・実技合計
技能講習費用約100,000〜150,000円実技練習含む
教材・テキスト代約5,000〜10,000円独学の場合
交通費・宿泊費約10,000〜30,000円講習・試験会場による

資格を取るメリット

メリット
一生モノのスキルで「安定した仕事」が手に入る
一生モノのスキルで安定した仕事が手に入る

港湾での荷役作業は、国際物流にとって欠かせないインフラ。

貨物船・コンテナ船・タンカーなど、どんな船舶でも揚貨装置運転士の力が必要です。

つまり、景気やAI化に左右されにくい”手に職”なのです。

実際に国土交通省の調査でも、港湾・海運業界の人材不足は年々深刻化。

有資格者はどの企業でも”即戦力”として歓迎されます。

メリット
転職・再就職に圧倒的に有利
転職・再就職に圧倒的に有利

資格があるだけで、求人の幅が一気に広がります。

  • 港湾荷役会社
  • 海運会社
  • 物流倉庫
  • 造船所
  • 海上工事関連企業

など、船舶・港湾を扱うすべての業界で活躍の場があります。


さらに豊富な実務経験があれば現場責任者や高収入ポジションへの道も開けます。

メリット
専門性を活かして独立も可能
can become independent

揚貨装置運転士の資格は、将来的に”専門技術者として独立”することも可能です。
実際、豊富な経験を積んだ後、フリーランスとして港湾荷役の請負業務を行う人もいます。

自分のペースで仕事を選べる自由、
専門家として港湾企業に直接貢献できるやりがい――。

それは、会社員時代には味わえなかった「働く楽しさ」そのものです。

メリット
キャリアアップ・年収アップが狙える
Opportunities for career advancement

資格を持たない荷役作業員の平均年収は約350万円前後ですが、
揚貨装置運転士免許取得者は平均400万円前後、
豊富な実務経験があれば450〜550万円以上が一般的です。

さらに、現場監督や作業主任者などへキャリアアップすれば、
年収600万円以上も現実的に狙えます。

資格は「転職の切符」であり「収入アップの階段」でもあるのです。

メリット
社会から必要とされる誇りを得られる
needed by society

海外からの荷物1つ、輸出品1つが安全に運ばれるのは、あなたの技術のおかげ。

自分の仕事が”日本の物流を支えている”と実感できるのは、揚貨装置運転士ならではの喜びです。

揚貨装置運転士の就職・転職先とキャリアアップの道

就職・転職先とキャリアアップの道

「資格を取ったら、どんな仕事に就けるの?」「収入はどのくらい上がるの?」

この疑問に答えるために、ここでは揚貨装置運転士の就職・転職のリアルを詳しく見ていきましょう。

揚貨装置運転士は、資格を取った瞬間に”港湾・海運業界から求められる人材”になります。

転職市場での価値が非常に高く、実務経験があれば採用されやすいのが特徴です。

揚貨装置運転士の主な就職先

揚貨装置運転士の資格を取得すると、港湾・海運を中心としたさまざまな業界・職種での就職や転職が可能になります。

「資格を取ったらどこで働けるのか?」を具体的にイメージできるように、代表的な就職先とその特徴を紹介します。

就職先の例
港湾荷役会社

最も多いのが、港湾荷役会社への就職です。

貨物船やコンテナ船からの荷物の積み降ろし、船内荷役作業、揚貨装置の操作・点検などを担当します。

揚貨装置運転士の資格があれば、5トン以上の揚貨装置を扱う現場で活躍できるため、即戦力として採用されやすい職場です。

また、豊富な実務経験があれば大型船舶や特殊貨物の荷役の責任者としても活躍できるようになります。

就職先の例
海運会社・船舶運航会社

海運会社では、自社船舶の揚貨装置操作・荷役管理・安全監督などを担当します。

船舶運航に関わる業務のため、揚貨装置運転士の資格保有者が必須とされるケースが多い業界です。

国際航路を持つ大手海運会社では、海外港湾での荷役作業にも携わることができ、グローバルな環境で働きたい人にも向いています。

また、内航海運(国内航路)では、安定した勤務形態と地域密着型の働き方が魅力です。

就職先の例
物流倉庫・コンテナターミナル

大型物流倉庫やコンテナターミナルでは、荷役機械の操作・コンテナの積み降ろし・在庫管理を担当します。

揚貨装置だけでなく、ガントリークレーンやフォークリフトなど、複数の重機を扱うスキルが求められることもあります。

この分野では、夜勤が少なく安定した勤務形態の職場も多いため、「体力的に長く働きたい」「規則正しい生活を維持したい」という人にも人気があります。

就職先の例
造船所・船舶修理工場

造船所や船舶修理工場では、船舶の建造・修理時の重量物移動に揚貨装置運転士の知識が活かせます。

  • 船体ブロックの吊り上げ・移動
  • エンジンやプロペラなど重量物の搭載
  • 修理時の部品交換作業

など、技術力と安全管理能力の両方が求められるやりがいのある仕事です。

造船業界は専門性が高く、経験を積めば高収入の技術職へキャリアアップも可能です。

就職先の例
海上工事・海洋土木関連企業

港湾工事・橋梁建設・海底トンネル工事などの海上土木関連企業も、揚貨装置運転士の代表的な就職先です。

作業船に搭載された揚貨装置を使い、資材の運搬・重量物の設置などを行います。

公共性が高く、大規模プロジェクトに携われるため、達成感とやりがいが大きいのが特徴。

ただし、豊富な実務経験が求められることが多く、キャリアを積んだ中堅層に人気のフィールドです。

就職先の例
フリーランス・専門技術者として独立

経験を積んだ後、独立して専門技術者として働く人もいます。

港湾企業や海運会社から直接依頼を受け、荷役作業や揚貨装置の操作・点検を請け負うスタイルです。

頑張り次第で高収入も可能で、「自由な働き方をしたい」「自分の技術で稼ぎたい」という人には理想的な道です。

独立後も資格が信用につながるため、営業活動でも大きな強みになります。

平均年収とキャリア別の給与例

結論から言うと、揚貨装置運転士の平均年収は約400万円前後。

ただし、実務経験・働く業界・役職によって大きく差が出ます。

「安定した収入を得たい」「将来的に年収を上げたい」という方は、ここで紹介するキャリア別の給与イメージを参考にしてみてください。

■ 揚貨装置運転士の平均年収(全体)

厚生労働省『賃金構造基本統計調査』によると、港湾荷役作業員の平均年収は約380〜420万円。

ボーナスを含めると、月収でおよそ28万〜32万円が相場です。

これは、日本の平均年収(約470万円)よりやや低めですが、資格手当や危険手当が付く企業も多く、実力次第で20代後半から450万円台に届くケースも珍しくありません。

■ キャリア別の年収イメージ

経験・資格年収の目安特徴・仕事内容
未経験・見習い約280〜350万円アシスタント作業中心
現場の流れを学ぶ期間
特別教育修了(5トン未満)約320〜380万円小型揚貨装置の操作が可能
揚貨装置運転士免許取得約400〜500万円5トン以上の揚貨装置を操作可能
現場の中核として活躍
作業主任者・現場監督約500〜650万円現場全体の安全管理・作業指揮
経験と資格で高収入
独立・専門技術者約600〜800万円以上実力次第
案件次第で年収800万円超も可能

このように、資格と経験を積むほどに収入が上がる”実力主義”の世界です。
学歴よりもスキルが重視されるため、努力が報われやすい職業ともいえます。

年収を上げる3つのポイント

  • 資格取得と実務経験を積む
    • 揚貨装置運転士免許を取得し、豊富な実務経験を積めば、現場責任者や管理職に昇進しやすくなります。
  • 需要の高い分野で働く
    • 大手海運会社・国際港湾・海上工事関連など、専門性が高く給与水準の良い企業を狙う。
  • 転職や独立で環境を変える
    • 資格を武器に、より条件の良い会社へ転職したり、独立して専門技術者として働くのも年収アップの近道です。

「資格で収入が上がる」は本当か?

たとえば、同じ会社で働いていても、有資格者には毎月資格手当(5,000〜20,000円)が支給されるケースが多く、
年単位で見ると数十万円の差になります。

さらに、豊富な実務経験と資格があれば現場責任者(作業主任者)として認められるため、昇進・役職手当がプラスされ、年収が一気に上がります。

資格を取って3年で年収が80万円上がった。
そんな声が多いのも揚貨装置運転士の世界です。

揚貨装置運転士がキャリアアップできる職種

揚貨装置運転士の魅力は、資格を取って終わりではなく、その後のキャリアアップの道がいくつも用意されていることです。

現場で経験を積むほどに、リーダー職・技術職・管理職・専門職と、自分の強みを活かした”成長のステージ”が待っています。

現場リーダー・作業主任者(チームをまとめる立場)

現場で数年の経験を積むと、後輩の指導やチーム全体の作業指示を任されるようになります。

これが、いわゆる「作業主任者」「現場リーダー」というポジションです。

作業計画を立て、他業種(船員・倉庫作業員など)との連携を取りながら、荷役作業をスムーズに進める重要な役割を担います。

現場で頼られる存在になると、給与面でも評価が上がり、手当や昇進のチャンスが一気に広がります。

この段階で、さらにクレーン・デリック運転士など関連資格の取得を目指す人が多く、次のステップである管理職や専門技術者への道が開かれます。

港湾荷役管理者・現場監督(作業全体を統括するマネージャー)

揚貨装置運転士としての技術を土台に、現場を”管理する側”に回るのが荷役管理者・現場監督という仕事です。

主な業務内容
  • 荷役作業計画の作成
  • 進捗・品質・安全・コストの管理
  • 船舶会社・荷主との打ち合わせ
  • 作業スケジュールの調整

現場経験が豊富であればあるほど重宝される職種です。

経験10年で管理職に昇進し、年収500〜650万円台も十分狙える高キャリア職となります。

クレーン・デリック運転士(陸上クレーンの専門職)

揚貨装置運転士の経験者が次に目指す上位資格として人気があるのがクレーン・デリック運転士です。

この資格を取得すると、船舶だけでなく陸上のクレーン操作も可能になり、活躍の場が一気に広がります。

この資格を持つと、

  • 建設現場での大型クレーン操作
  • 工場・倉庫での天井クレーン操作
  • 港湾ターミナルでのコンテナクレーン操作

など、幅広い業界で高収入のキャリアを築けます。

年収は450〜600万円クラスも珍しくありません。

④ 玉掛け技能者・移動式クレーン運転士(関連資格で活躍の幅を広げる)

揚貨装置運転士に加えて、玉掛け技能者や移動式クレーン運転士といった関連資格を取得することで、さらに専門性を高めることができます。

これらの資格を組み合わせることで、

  • 荷役作業の全工程を一人でこなせる
  • 現場での指導的立場になりやすい
  • 転職時の選択肢が大幅に増える

複数資格の組み合わせで、“マルチスキル人材”として市場価値が大きく上がります。

⑤ 独立・起業(フリーランス・専門技術者)

最終的なキャリアゴールとして人気なのが、独立・開業です。

「自分の技術で企業を支えたい」「自由な働き方をしたい」そんな思いを持つ人が、資格と経験を武器に独立しています。

仕事の内容は、港湾企業や海運会社から直接荷役作業を請け負うスタイル。

顧客と直接つながれるため、努力がそのまま収入に反映されます。

経験15年で独立し、年収700〜800万円を超えるケースも珍しくありません。

揚貨装置運転士のスキルが活かせる他業界

揚貨装置運転士のスキルは、「港湾荷役」だけにとどまりません。

重量物の吊り上げ・安全管理・機械操作などの技術は、さまざまな業界で応用できる万能スキルです。

特に近年は、物流効率化・インフラ老朽化対策・海洋開発の波により、重機操作スキルを持つ人材の価値が急上昇しています。

揚貨装置運転士が活躍できる主な業界と、各分野の今後の成長予測を合わせて紹介します。

① 建設・土木業界

建設現場や土木工事では、大型クレーン・移動式クレーンの操作需要が高まっています。

国土交通省の予測では、インフラ老朽化対策として今後20年で約200兆円規模の投資が見込まれています。

揚貨装置運転士のスキルは建設クレーンにも応用でき、需要は確実に続きます。

具体的な仕事例
  • ビル・橋梁建設での資材吊り上げ
  • 道路・トンネル工事での重量物移動
  • ダム・河川工事での機材設置
  • 解体工事での構造物撤去

「重機操作×建設」将来性・安定性が高い成長業界

② 物流倉庫・配送センター

EC市場の拡大により、大型物流倉庫でのクレーン・フォークリフト操作の需要が急増。

矢野経済研究所の調査では、物流倉庫市場は2030年に約1.5倍規模へ

揚貨装置の操作スキルは、倉庫内クレーンにも応用できます。

具体的な仕事例
  • 倉庫内天井クレーンの操作
  • コンテナの積み降ろし・移動
  • 重量貨物のパレット移動
  • 自動倉庫システムの補助作業

「EC物流×重機」今後も拡大が続く安定分野

③ 製造業・工場(設備保全職)

製造業では、工場内での重量物移動・設備搬入に揚貨装置運転士のスキルが活きます。

自動車・鉄鋼・機械メーカーなどの大型工場では、常にクレーン操作人材が求められています。

具体的な仕事例
  • 工場内での機械設備の移動・設置
  • 原材料・製品の吊り上げ作業
  • 生産ラインの設備入れ替え
  • 重量部品の運搬・組立補助

「製造×重機」安定した需要がある分野

④ 海洋開発・洋上風力発電

再生可能エネルギーの普及により、洋上風力発電の建設・メンテナンスが急成長中。

経産省の予測では、2030年までに洋上風力市場は約10倍規模へ

海上での重機操作スキルが活きる最先端分野です。

具体的な仕事例
  • 洋上風車の基礎設置作業
  • 風車タービンの吊り上げ・組立
  • 海底ケーブルの敷設補助
  • メンテナンス用機材の移動

「海洋×再エネ」国策として成長が約束された分野

⑤ 災害復旧・レスキュー関連

地震・台風・水害などの災害復旧現場でも、重機操作スキルは不可欠。

特に海上からのアクセスが必要な被災地では、揚貨装置運転士の経験が大きく活きます。

具体的な仕事例
  • 災害復旧での瓦礫撤去
  • 被災地への救援物資輸送
  • 仮設住宅・設備の搬入
  • 海上からの復旧資材運搬

「災害対応×重機」社会貢献度の高い仕事

⑥ 教育・技能講師

経験を積んだ揚貨装置運転士は、教える側としての道もあります。

教育分野では実務経験者の講師不足が深刻で、高齢化に伴い今後ニーズがさらに増加

具体的な仕事例
  • 技能講習の実技指導員
  • 職業訓練校での講師
  • 企業内での新人教育担当
  • 安全教育セミナーの講師

「技術を伝える」キャリアの最終ステージにも活かせる

転職を成功させるコツとおすすめサイト

資格を取ったけど「どんな会社を選べばいいのか」「どう転職活動を進めればいいのか」が分からない・・・

おすすめの転職サイトと転職を成功させる3つのコツをご紹介します!

おすすめの転職エージェント

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ビズリーチ
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全体:19万件以上
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リクルートエージェント
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いずれも無料で利用でき、登録後すぐに「あなたに合った求人」を提案してもらえます。

転職を成功させるための3つのコツ

① 自分の「目的」を明確にする

まず最初に大切なのは、転職の軸を決めることです。

  • 給与を上げたいのか
  • 労働環境を改善したいのか
  • 専門性・スキルアップを求めているのか

目的を明確にすることで、“合う会社”と”合わない会社”が自然と見えてきます。

  • 「手に職をつけたい」→ 港湾荷役会社や海運会社
  • 「安定した働き方をしたい」→ 物流倉庫・コンテナターミナル
  • 「スキルを活かして管理職へ」→ 大手海運会社や港湾管理企業

自分がどんな未来を望んでいるかを言語化しておくことが、転職活動のスタートラインです。

② 資格を”アピールできる形”にする

採用担当者は、資格そのものよりも「資格をどう活かせるか」を見ています。

  • 資格を取って何ができるようになったのか
  • どんな現場で経験を積んできたのか

を具体的に伝えられることが重要です。

そのためには、職務経歴書に以下のような実績を加えると効果的です。

  • 担当した船種・貨物の種類(コンテナ船・タンカー・貨物船など)
  • 扱った揚貨装置の種類・トン数
  • 作業チーム人数・担当ポジション
  • 資格取得後に改善した作業内容・安全記録

こうした「数字や実例」を交えることで、あなたのスキルが企業にとってどんな価値を生むのかが伝わりやすくなります。

③ 専門エージェントを活用する

揚貨装置運転士の求人は、一般的な転職サイトよりも、港湾・物流・建設業界に特化した転職エージェントを使うほうが圧倒的に有利です。

転職エージェントを使うメリット
  • 資格の価値を正しく理解してくれる
  • 求人票に出ていない”非公開求人”が多い
  • 履歴書や面接対策まで無料サポートしてくれる
  • 年収交渉も代行してくれる

「自分で探すよりも、プロに探してもらった方が早かった」これが多くの転職成功者の声です。

転職活動の進め方(3ステップ)

  • 無料登録:まずは1〜2社のエージェントに登録
  • キャリア面談:自分の希望やスキルを相談
  • 求人紹介・応募・面接サポート:書類添削・面接練習つき

たったこれだけで、自力で求人を探すよりも効率よく理想の職場に出会える可能性が高まります。

まとめ|揚貨装置運転士は「港湾・物流を支える専門性の高い国家資格」

揚貨装置運転士とは、船舶に固定された揚貨装置(つり上げ荷重5トン以上)を操作するための国家資格です。

港湾での貨物の積み降ろし、重量物の移動、揚貨装置の点検など、国際物流や海上物流を支える重要な仕事を担います。

この資格の魅力は、物流インフラに欠かせない専門性と、経験が収入に直結する技術職である点にあります。

実務経験を積めば資格取得でき、就職・転職・独立まで幅広い道が開けます。

揚貨装置運転士のメリット
  • 専門性の高い国家資格:港湾・海運業界で必須の技術職
  • 安定した需要:国際物流に不可欠、景気に左右されにくい
  • 収入アップが見込める:資格手当や現場責任者への昇格で年収増
  • 手に職がつく:現場での経験がそのままスキルと信用につながる
  • 独立・専門技術者への道:経験を積めば自分の力で高収入も可能
  • 社会貢献性が高い:日本の物流や貿易を支える誇りある仕事

「専門性を活かして、港湾・物流業界で長く働ける仕事がしたい」
そう思う人にとって、揚貨装置運転士はまさに理想の選択肢です。

The first step toward obtaining a qualification
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サービス名教材内容費用学習方法学習期間サポート
ユーキャン
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テキスト中心で図やイラストが多く、初心者にも分かりやすい
最近はスマホや動画も併用
講座によって異なるが、1〜7万円程度が多い
分割払い可
自宅で自分のペースで進める通信学習
テキスト+Webテスト+動画学習
資格によって異なるが標準は3〜12ヶ月
試験時期に合わせたカリキュラム
添削・質問受付・法改正情報の通知など。初めてでも安心の体制
アガルート
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映像講義+テキストで効率重視
10〜30万円前後
合格で全額返金などの制度もあり
オンライン映像授業が中心スマホ・PCで学習可短期集中型
(数ヶ月〜1年程度)
講師への質問制度、添削、月1ホームルームなど充実
ヒューマンアカデミー
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テキスト+DVDまたは動画教材
実践的な内容が多い
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教育訓練給付制度の対象講座もあり
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3〜12ヶ月
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この記事を書いた人

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資格を通じて“働く”をもっと前向きにするメディアでありたいと考えています。

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